レザークラフトは素材が決め手|初心者はイタリアンレザーで腕前アップ!

美味しいお寿司はネタ(素材)が命といわれますが、レザークラフトも素材(革)が決め手になることがあります。

レザークラフトで最高の作品を作るために、素材にもこだわってみませんか?

そこで、私がオススメするのは、【イタリアンレザー】です。

もしかしたら、「イタリアンレザーなんて贅沢」とか、「加工が難しそう」といった声が聞こえてくるかもしれませんね。

たしかに、国産の素材と比較して、輸入のコストの分は値段に上乗せされているかもしれません。さらに、外国産というだけで難しいイメージばかりが先行してしまいます。

しかし安心してください。イタリアンレザーは初心者向けの素材です。

本記事では、レザークラフトの初心者でもイタリアンレザーを使って、簡単に腕前をアップできる理由を具体的に解説していきます。

初心者がイタリアンレザーで腕前アップの理由

私がおすすめするイタリアンレザーは、独特の風合いがあって、足りないスキルを補ってくれる最高の素材なのです。

料理に例えますが、産地直送の新鮮な素材や今が旬の美味しい素材は、料理人の腕前を一層引き立ててくれます。美味しい料理を作る重要なポイントといえますよね。

私の実家は、静岡県の伊豆にあります。静岡県は、金目鯛の一大産地で水揚げ量が日本一なのだそうです。

特に伊豆は、『稲取キンメ』といわれる高級ブランドが有名なのです。この金目鯛の煮付けは最高に美味しいですし、旬の時期(冬)には、お刺身でも美味しくいただけます。

やはり、レザークラフトの素材選びも、名産地の革を選びたいものです。

しかし、有名だからとイタリアンレザーの銘柄に惹かれて選ぶのは間違いです。なかには加工が難しいブランドレザーも存在するからです。

ではレザークラフトの初心者は、何を基準にして素材を選べばいいのでしょうか?

具体的には、欠点もあわせて選ぶポイントを【3つ】に絞りましたので、くわしく解説していきます。

イタリアンレザーならではの魅力

私たち日本人は、【made in ITALY】というだけで魅力を感じてしまいます。

なぜならイタリアには、業界を問わず数多くのインターナショナルブランドが存在しているからでしょう。ブランドは信頼の証につながりますからね。

ですから、レザークラフトでイタリアンレザーを使った作品というだけでも魅力がアップします。

ですがそもそも、私たちが魅力を感じるイタリアンレザーの定義とは何でしょうか?

私は、ブランドを抜きにして【5つの共通点】を挙げます。

  1. 鮮やかな発色
  2. カラーバリエーションが豊富
  3. オイルが染み込んでしっとりした肌触り
  4. 表面の加工がほとんど施されていない独特の風合い
  5. 『革を育てる愉しみ』がある

これらを備えている素材は、魅力的なイタリアンレザーといえるでしょう。

独特の風合いが作業ミスをカバー

先に、魅力を感じるイタリアンレザーの定義として、オイルが染み込んでしっとりした肌触り表面の加工がほとんど施されていない独特の風合いを挙げました。

実はこの2つが、初心者にありがちな作業ミスをカバーしてくれます。

なぜならレザークラフトの初心者は、加工作業にはまだ不慣れなため、いつの間にか革にキズをつけてしまっていることもあるでしょう。

ですがイタリアンレザーは、革の表面を少しくらいひっかいても、指でこすれば元通りです。むしろ革が元から持っている独特の風合いと評価されるかもしれません。

~百聞は一見にしかず~

【before】

【after】

国産の素材でも同じように加工された革はありますが、どこかが違います。私は、人間の感覚機能のうちの【嗅覚】にその違いがあるのではないかと思っています。

イタリアンレザーには独特の匂いがあります。【魚油】の匂いともいわれていますが、私たち日本人には慣れていない匂いです(むしろ苦手?)

しかしその違和感も、イタリアンレザーの魅力のひとつかもしれません。

唯一の欠点とは

イタリアンレザーの欠点は、色落ちです。

独特の鮮やかな発色や風合いを重視するあまり、色落ちへの配慮は二の次なのでしょう。

実は以前の記事、【レザークラフトは失敗しても大丈夫!バッグをコーヒースリーブにリメイクした実例を紹介】で紹介した私のクライアントでも色落ちの悲劇が起きました。

当時は、イタリアンレザーのブラックを展開していました。アイテムはメッセンジャーバッグで、体に沿うように背負うタイプのバッグです。

あるとき、「シャツの背中がバッグの形に黒くなった!」とユーザーからクレームが入りました。

その一報を受けて、検査機関で該当する革の検査(摩擦堅牢度)を依頼したところ、激しい色落ちの数値が叩き出されて愕然としました。

どうやら背中との摩擦に加えて、汗または雨(水分)にも反応して、白シャツに黒く色移りしてしまったようです。

しかし、その後もこのクライアントは、色止め加工を施したうえでイタリアンレザーを使い続けました。欠点以上の魅力を感じていたと思われます。

このように、イタリアンレザーはリスクを鑑みて使う必要がありますね。

まとめ

私たち日本人は、イタリアンレザーというだけで魅力を感じてしまいます。

レザークラフトの初心者には、贅沢で加工が難しそうなイメージがあったかもしれません。しかし、足りないスキルを補ってくれる最高の素材であることをお伝えしました。

イタリアンレザーには、色落ちのリスクがあります。ですが私は、リスク以上の魅力を感じています。

鮮やかな発色や肌触り、そして独特の匂い。揉むとギュッギュッと音が聴こえる素材もあります。

さすがにイタリアンレザーを味わうことはできませんが、人間の五感(視覚、聴覚、触覚、嗅覚、味覚)を刺激されると魅力が増しますよね。

ですからレザークラフトも、この五感に訴えかけながらやってみましょう!

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